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平成16年第4回定例会(第5日) 本文 2004-10-04
平成16年第4回定例会(第5日) 名簿 2004-10-04

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  1. 筑紫野市議会 2004-10-04
    平成16年第4回定例会(第5日) 本文 2004-10-04


    取得元: 筑紫野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    1:                 午前10時00分開議 ◯議長(田中  允君) おはようございます。出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  お手元に配付しております議事日程の順序に従い本日の会議を進めます。       ────────────・────・────────────   日程第1.認定第1号 2: ◯議長(田中  允君) 日程第1、認定第1号平成15年度筑紫野市一般会計歳入歳出決算の認定の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 3: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 おはようございます。認定第1号平成15年度筑紫野市一般会計歳入歳出決算の認定の件が総務委員会に付託を受けていましたので、審査の経過と結果について御報告をいたします。  まず、本決算の概要ですが、収入済額で279億4,641万6,387円となっており、支出済額は273億1,841万1,714円で、歳入歳出差し引きをいたしますと、形式収支では6億2,800万4,673円の黒字決算となっています。この決算審査に当たりましては、決算書及び決算認定資料並びに議会が要求しました資料146ページに及ぶものに基づき、慎重に審査を行ったところであります。  9月14日及び9月21日22日24日並びに27日から28日までの6日間をかけて審査をしてまいりました。14日には決算概要について説明を受け、21日及び22日には、資料要求しておりました審査資料146ページについて概要の説明を受けたところであります。その後、24日、27日には、14課に及ぶ関係者(原課の課長、部長、課長補佐など)の出席を求め、詳細なる説明を受け、集中審査を行ってまいりました。その審査の結果、6項目にわたる意見を集約をいたしました。28日には、委員会として附帯意見を求めましたので、この附帯意見について採決の結果、賛成多数により採決することに決しました。  そこで、総務委員会の総意として、市長の出席を求め、決算審査において集約しました6項目について市長の見解をお伺いしたところであります。このことにつきましては、市長から詳細な見解を1項目ごとにいただきましたが、総体的には、各要請に対しましては、「できるだけその実現に向けて精いっぱい努力してまいります」との回答を得たところであります。まず、今回、平成15年度決算認定審査が9月定例会に上程された経過については、議会として一定の評価をしたところであります。  そこで、6項目の集約意見を述べますと、第1項目では、行財政全般についてでありますが、平成15年度一般会計予算では、前年度比、収入面では、市税収入3億6,000万円や利子割交付金5,300万円、県支出金8,500万円が減となっています。一方、歳出面では、生活保護費を初め扶助費など、民生費が9億円伸び、さらには土木費で5億3,000万円伸びるなど、予算編成上苦慮され、結果として、不足する財源に基金を22億8,000万円を取り崩し繰り入れされたところで、予算規模も102.4%と拡大をしています。  これらのことから、限りある財源の有効活用、一層の経費節減、健全な行財政運営、市政全般の均衡ある発展、市民の福祉向上を要請をしていました。  平成15年度の決算では、1つ、基金取り崩しによる繰入金を15億7,000万円に抑え、7億1,000万円減とした。2つ目、経常収支比率も予算段階では90.6%が、決算では86.0%と好転をした。不納欠損、収入未済、不用額、事務事業成果等、慎重に審査を行ってまいりました。以上2点は一定の評価をするといたしました。  歳入面では、市民税、あれは個人税ですね、それから固定資産税都市計画税民生費負担金、使用料等、収入未済額については、長引く不況下でのリストラや転職、失業が深刻する中で、また、これまでの源泉徴収されていたものが個人徴収となるなど、納税方法の変更、納税意識の低下も考えられる。収納率向上のため、関係各課連携して滞納者を分析し、専門家のアドバイスを受け、電話催促、夜間臨戸、宿泊を伴う海外出張徴収など実施している姿勢は一定の評価に値するものであるといたしました。  しかしながら、現実には収入未済や不納欠損が増加する傾向もあります。また、民生費関係負担金の高額滞納は顕著でありますが、ほかにも長期高額滞納や固定化が見られ、引き続き収納率の向上に努められるよう要請をいたしました。  平成15年度決算により、決算認定審査の時期が2カ月早まり、本9月定例会で審査することになりましたことは、平成16年度を行財政改革元年としていることからすれば、平成15年度決算及び平成16年度途中経過を生かし、平成17年度予算に反映されるよう要請をいたしました。  また、今日的に財政状況が厳しい中、市総合計画に基づく実施計画の策定に当たり、プラン・ドゥ・シー・チェックの方法を取り入れ、行政評価ができるシステムの構築を要請をいたしました。  次に、三位一体改革に関して、今日なお改革の具体的方向が定まっていませんけども、諸般の情勢を見きわめ、行財政の健全化や市民の福祉向上に努められたいと要請をいたしました。  第2項目めは、職員の時間外勤務のあり方及び職員研修の充実についてでありますが、時間外勤務の削減対策については鋭意努力され一定の成果が見られますが、一部の部署等においては恒常的な時間外勤務の傾向が見受けられます。このことから、業務の分析や管理職等の指揮監督を含め、内部での精査を行い、職員の健康維持からも時間外勤務の削減に向け改善措置を図られたいと要請をいたしました。職員研修は、階層別や業務の習得に関する研修、職場での自主研修等、さまざまな形態で実施されていますが、特に新規採用研修は、有能な職員の育成を図る重要な位置づけにあることから、既成の研修のみならず、市の独自研修体制の確立を図られたいといたしました。
     第3項目では、ごみ減量対策の早急な取り組みについてですが、行政、市民、事業者が一体となったごみ減量市民会議が設置され、アクションプランが策定されましたが、その趣旨に沿った行動計画を市民に実践していただくまでには、まだ時間が要すると判断されます。ごみ減量は、宝満環境センターの建てかえ問題に関する諸般の事情も思慮されることでありますから、市民の意識向上に努め、直面する分別収集の細分化など、ごみ減量化対策の取り組みを早急に実施されるよう要請をいたしました。  第4項目では、まちづくり事業の推進についてであります。現在、西鉄二日市駅西口整備、バリアフリー化です。JR二日市東口地区市街地開発整備事業、これゆめさかえ21と言います。筑紫野市中心市街地活性化事業、これ中央通りの商店街活性化であります。これが展開をされています。事業の実現に向けて、基本構想、地元協議、財源の確保等、長期にわたる事業となる。実現に向けては、「筑紫野市の顔づくり」としての位置づけであり、地元住民の意識の醸成及び合意形成を図りながら、高齢化社会にも対応したまちづくりを推進されるよう要請をいたしました。  5項目めでは、筑紫野市の農政についてでありますが、今日的農業は、国の高度経済成長政策以来、働き手が減少の一途をたどり、あわせて減反政策が継続されるなど、農業を取り巻く環境は厳しいものがあります。今般、日本の農業の大きな転換期に当たる米政策大綱の策定や地域水田農業ビジョンの実施が図られるなど、日本の農業は新たな局面を迎えています。本市でも、農業の多面的機能を評価し、担い手育成、地産・地消など、農業者とともにきめ細かい施策を推進されるよう要請するとともに、また、筑紫野市の農業や食糧問題に関心を持たれるよう、市民や関係機関に啓発、学習の機会を設けられるよう要請をするといたしました。  第6項目めは、保育料の未納者に対する取り組みについてでありますが、この数年において保育料の収入未済が倍増しています。未納者に対する徴収の取り組みは進められているものの、法的な規制がない状態の中での催告であり、今後も未納状態が増加するのではないかと危ぶまれます。今後は、未納者の原因を究明し、分析し、未納者に対する指導をきめ細やかに行い、また、関連各課との連携、相談や連絡などを図りながら対策を講じられるよう要請するといたしました。  以上の6項目の集約意見を決算認定附帯意見として付して、平成15年度筑紫野市一般会計歳入歳出決算の認定について討論に入り、1人の委員から、同和対策事業一般会計決算の2.3%を占め、人件費も全体の9.1%になっていること、福岡地区水道企業団出資金水道料金値上げにつながること、また、ごみ袋の値下げを行うべきであること、筑紫駅西口土地区画整理事業として事業計画の期間と規模縮小について見直すこと等について意見が述べられ、反対討論がなされました。  賛成討論はなく、総務委員会といたしましては、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 4: ◯議長(田中  允君) ただいま委員長報告の中で海外出張徴収などという言葉がございましたけども、これは県外出張でございますので、この場をかりて訂正させていただきます。 5: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 ありがとうございました。そのとおりでございます。今、議長から指摘がございましたが、海外出張なんちゅうのはあり得るはずないわけですが、これは県外出張でございます。訂正をいたします。どうも失礼しました。 6: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 7: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。まず、反対討論をされる方は挙手を願います。2番、篠原議員。 8: ◯2番(篠原 範子君) 2番、日本共産党、篠原範子です。認定第1号平成15年度筑紫野市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論を行います。  平成15年度一般会計決算は、経常収支比率は86%と、平成14年度よりも若干好転したとはいえ、健全財政の指標は70%から80%とされていることから、柔軟性に欠けた厳しい財政状況を示しています。  そして、経常収支比率の状況を見れば、市職員の努力で人件費や物件費などが抑えられる一方で、公債費の占める割合は年々増加となり、普通会計全体に占める割合は18.3%、経常経費に占める割合は21.2%と高い比率を示し、市財政を圧迫しています。さらに、市債残高は、平成14年度末から15億6,333万円ふえ、422億3,421万円となっています。起債制限比率は、前年度比0.3%増の9.7%とふえ、借金財政の状況が強まっています。  歳入についてですが、市民税収は当初予算から3,007万円の減額となり、また、税収入の徴収率の低下や市営住宅家賃や保育料などの収入未済額の増加は、長年にわたる市民生活の困窮をあらわしています。  その一方で、法失効後も依然として同和対策事業は6億4,401万4,000円と、一般会計決算の2.3%を占め、中でも人件費は4億1,919万7,000円と、全体の人件費の9.1%にもなります。同和対策事業の財源は、県費6,854万9,000円のみで、一般財源から5億7,418万8,000円の拠出になっています。その中で個人給付事業を見れば、所得に応じて決められている保育料にもかかわらず40%の減免、290万5,000円や老人長寿見舞金470万3,000円、老人医療助成金1,239万6,000円、また運動団体3団体への補助金は1,688万円となっています。お金をかけること、つまり特別対策を継続していくことが、残る差別の感情や意識の解消にはつながりません。同和対策事業は直ちに終結し、必要なものは一般施策で対応すべきです。  福岡地区水道企業団出資金として2億4,436万4,000円支出されています。これは、五ケ山ダム建設資金海水淡水化施設建設資金です。水が余っている状況で、市民生活を圧迫する水道料金値上げにつながる、総事業費850億円の五ケ山ダムの建設の中止と海水淡水化事業に伴う福岡地区水道企業団からの不要な受水は減らすべきです。  筑紫駅西口土地区画整理事業費として7億9,880万4,000円支出しています。本事業は、当初、計画総事業費204億円から、12年の延長により、平成35年完成の297億円と、膨大に膨らんでいます。事業の長期化により、さらに膨らむことが懸念されます。長期化による地域住民への影響、総事業費の増大は市民への大きな負担となります。事業計画の期間と規模縮小について見直すべきです。人件費における職員給の減額1億3,182万2,000円のうち、約9,000万円は人事院勧告による減額であり、市職員の家族の生活への影響だけではなく、筑紫野市への経済にも大きな影響を与えることになりました。  ごみ袋売却費2億3,409万5,000円で、販売委託料を差し引いて1億4,266万3,000円の売却益が出ています。市民からの要求が強い、ごみ袋の値下げを行うべきです。  平成15年度決算においても、13億5,593万4,000円の多額な不用額が発生しています。それぞれにおいて不用額発生理由がありますが、発生した時点で減額補正を組み、当初予算編成の際に、厳しい財政事情から予算化することができなかった市民要求の強い事業に回すべきです。例えば事業対策費で、少額ながらも単独工事費124万7,000円の不用額が発生しています。子どもたちの取り巻く社会状況はますます悪化している中で、放課後の児童の安全確保のために学童保育を求める声は大きくなり、施設整備についても関係者からの切実な要望が強くなってきています。しかし、財政難ということで、体調の悪い児童を休ませるために、せめて囲うカーテンが欲しいというささやかな要求もなかなか実現できないでいます。不用額を出さないよう活用を求めます。  以上の理由により反対をいたします。 9: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論をされる方は挙手を願います。                  〔「なし」の声あり〕 10: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに賛成の方は御起立願います。                    〔起立多数〕 11: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は認定することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第2.認定第2号   日程第3.認定第3号   日程第4.認定第4号 12: ◯議長(田中  允君) 日程第2、認定第2号平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件から日程第4、認定第4号平成15年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定の件までの3件を一括して議題といたします。  本3件に関し、委員長から御報告願います。17番、市民環境委員長。 13: ◯市民環境常任委員長古瀬富美子君)〔登壇〕 おはようございます。市民環境委員会に付託されておりました認定3件について、その審査の経過と結果について御報告いたします。  まず、認定第2号平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件について御報告いたします。  平成15年度筑紫野市国民健康保険事業の内容は、平均加入世帯及び被保険者数が1万3,878世帯2万6,631人となっております。国民健康保険の被保険者数に占める老人の被保険者の割合が、老人保健制度の改正によって、それまで70歳以上だったものを75歳までに5年間で引き上げるもので、数的には減少しているものの、実際は70歳以上はふえているものです。  このような中、国民健康保険税の負担軽減を図るため、一般会計から5億6,581万1,866円を繰り入れ、前年度の繰越金3,461万1,891円を合わせ、平成15年度も引き続き黒字決算となっているところです。  委員から、老人の医療費を下げていく政策を、ほかの課と連携をとり、早急に考えていくべきではないかとの質疑に対し、執行部からは、国保年金課介護保険課生活福祉課健康推進課スポーツ振興課の5課で、補助金等を活用し、経費を抑えながら取り組みたいとの回答を得たところです。  委員会といたしましては、採決の結果、全員一致、認定をすべきものと決しました。  次に、認定第3号平成15年度筑紫野市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  本市の平成16年3月末における総人口は9万5,863人、そのうち老人医療受給者は年間平均9,009人で、総人口の9.4%を占めています。老人医療費の平成11年度は対年度比107.58%になっていましたが、平成12年度に介護保険制度が導入されたため、対前年度比86.12%に下がりました。さらに、平成14年度10月の医療改正に伴い、一時的に医療費が減少したものの、高額支給制度が周知され現金給付額が超えたことにより、ほぼ前年度並みの横ばい状態となっています。なお、平成15年度は対前年度比99.96%と減少しています。  このように、制度の変更等により一時的に医療費が減少していますが、本市は交通の便もよく、ほかの医療機関に通院が便利である。健康面での不安からのはしご受診や独居老人の増加のため通院から入院に移るような長期入院化も考えられ、医療費の増嵩が考えられるとのことです。  今年度の老人保健事業特別会計歳入総額は72億1,143万2,998円、歳出総額は72億2,660万2,713円、差し引き額1,516万9,715円の赤字決算となったため、不足については、平成16年度の予算、国庫負担金から繰り上げ充当しているとのことです。  委員から、今後医療費の市負担割合はどうなるのかとの質疑に対し、執行部からは、5年間でまた老人医療制度は改正されるので、それまでの期間はこのまま推移を見ないといけないが、老人の健康を維持することで医療費の削減につなげていきたいとの回答でした。  委員会といたしましては、採決の結果、全員一致、認定すべきものと決しました。  最後に、認定第4号平成15年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について御報告いたします。  筑紫野市住宅新築資金等貸付事業は、同和地区住民を対象にした事業であり、当市においては昭和41年度から事業が開始されましたが、平成9年、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部改正によって適用範囲が縮小されたことにより、平成9年度以降の新規貸し付けはなく、貸付者からの徴収と国、県への償還業務を行っているところです。  平成15年度における貸付者からの償還額は、現年度の調定額2,790万3,260円に対し1,551万986円の収入で、償還率55.59%です。過年度の調定額は1億451万8,777円に対し332万2,116円の収入で、償還率3.18%。合計の調定額は1億3,242万2,037円、合計の収入額は1,883万3,102円の収入で、償還率は14.22%で、昨年より減少しているところです。滞納分に対しては、訪問徴収の強化や行方不明者の調査、保証人、身内との協議を行い、粘り強く回収に努めているとの報告を受けたところです。  委員会としましては、償還期限がある貸付事業であるため、さらなる回収に努力を要請したところです。  委員会といたしましては、採決の結果、全員一致、認定すべきものと決しました。 14: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。まず、認定第2号平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 15: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、認定第3号平成15年度筑紫野市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 16: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、認定第4号平成15年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 17: ◯議長(田中  允君) これにて質疑を打ち切ります。  ただいまから認定第2号平成15年度筑紫野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 18: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 19: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  次に、認定第3号平成15年度筑紫野市老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 20: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 21: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  次に、認定第4号平成15年度筑紫野市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。まず、反対討論される方は挙手を願います。1番、城間議員。 22: ◯1番(城間 広子君) 1番、日本共産党の城間広子です。本件に対する反対討論を行います。  監査委員から、前年度より償還額が下がり、償還率は14.22%となっており、未償還額の回収については、今後も特段の努力を要望するとの意見が付されています。平成15年度末現在の貸付金の未償還額は、現年度分で1,239万2,274円、滞納繰越分で1億119万6,661円、総額で1億1,358万8,935円となっており、前年度に比べて815万5,350円の増となっています。この貸付事業で、市がこれまでに地区住民に貸し付けた貸付金総額は元利合計で15億6,977万7,754円です。これまでの償還額は12億1,086万5,529円、総残額は3億5,891万2,225円です。  この中で、平成15年度の滞納は42件ですが、同一人物への貸し付けが3件ありますから、滞納者は39名です。この滞納者だけの今後の償還残額が2億1,848万2,516円で、先ほどの総残高の60%にも上ります。この方たちの平成15年度の償還額は合わせて422万8,452円です。このままでは未償還がさらに増大していくだろうことは明らかで、全く大変な事態であります。  一方で、法失効を踏まえ、全国では廃止している地区住民への固定資産税都市計画税の30%減免は、市長判断で継続している。このような地区住民に甘い姿勢が地区住民の自立を妨げ、問題解決をますますおくらせているのではありませんか。厳しい不況の中、同和対策を廃止し、一般対策に移行すべきです。この貸し付けできちんと償還している人もいること、また、未償還額の大半が厳しい財政状況下の市負担になっていくことを肝に銘じ、未償還額の回収に踏み込んだ対策を講じるべきです。  以上の理由から、本件決算について認定できないことを表明して、討論終わります。 23: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論される方は挙手を願います。                  〔「なし」の声あり〕 24: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに賛成の方は御起立願います。                    〔起立多数〕 25: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は認定することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第5.認定第5号   日程第6.認定第6号 26: ◯議長(田中  允君) 日程第5、認定第5号平成15年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算の認定の件及び日程第6、認定第6号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件の2件を一括して議題といたします。  本2件に関し、委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 27: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 文教福祉委員会に付託されておりました認定2件の審査の経過と結果について御報告いたします。  認定第5号平成15年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでございます。  歳入640万225円のうちの主なものは、一般会計繰入金437万9,000円、前年度繰越金116万88円、貸付金元利収入85万7,320円です。歳出640万円のうちの主なものは、奨学資金貸付金344万4,000円、同和対策奨学資金貸付金295万6,000円です。  貸し付けの内訳は、一般が、高校1年生7名、2年生5名、3年生3名の合計15名、同和対策における奨学資金の貸付者は、高校1年生9名です。これは、以前まで給付だったものを平成15年度から貸与とし、対象者は生保保護基準の1.5倍という所得制限を設けているということです。  審査の中で、この奨学資金貸付事業は、当初、全市民対象と同和地区対象との一本化を考えていたが、平成19年度までの5年間は2本立てとする時限立法となった経緯があり、この5年間の間にどう調整するのかとの質疑に、執行部より、財源問題、人数、奨学資金の額をどうするか、貸付後の回収をどうしていくのかという課題があり、精査をしながら判断したいとの説明を受けたところです。  また、制度の周知についての質疑に対し、中学3年生には学級担任を通じて、大学生については現在のところ広報等でPRしているとの説明を受けたところです。  前年度までの滞納と現年度分を合わせた滞納総額は212万1,173円、延べ20名の滞納者がおられますが、貸付金の償還率は前年度より9.5%上回り、28.79%となっています。  委員会といたしましては、引き続き貸付金の回収に努力されるよう要請し、本件に関しては、全員一致、認定すべきものと決しました。  次に、認定第6号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  審査に当たり執行部より、介護保険事業状況について、資料に基づき説明を受けたところです。それによりますと、平成15年度の本市の65歳以上の人口は1万4,427人で、高齢化率15.0%、前年度より747名ふえており、年々高齢者が増加していること。また、要介護、要支援認定者数は2,327名と、前年度に比べて276名増、増加率13.5%と、こちらも伸びております。居宅介護サービス受給者は1,125名と、前年度に比べて80名増、施設介護サービス受給者は502名と、前年度に比べて6名増となっております。介護保険給付費の総額は33億2,737万4,037円と、前年度に比べ6.2%の増となっています。
     続いて、決算書について説明を求めました。歳入の主なものは、第1号被保険者の保険料6億4,960万3,985円、国庫支出金6億7,356万8,720円、これは給付総額の20%に当たります。国庫補助金1億4,618万2,000円、これは調整交付金で、給付費の4.29%です。支払い基金交付金10億5,764万7,000円、給付総額の32%、県支出金4億1,847万2,000円、12.5%です。市支出金5億6,663万5,250円、これは、支出金の内訳は、介護給付費12.5%の繰入分4億1,592万1,754円、職員給与事務費繰入分1億5,037万4,156円、介護保険料減免繰入金33万9,340円、これは第2号被保険者から第1号被保険者に移行するという市単独の減免措置分27件になります。  次に、歳出の主なものは、保険給付費33億2,737万4,037円、内訳は、居宅介護サービス費10億6,574万4,000円、施設介護サービス費19億8,786万7,467円、支援サービス費1億3,910万7,655円等です。  歳入総額36億855万4,316円に対し、歳出総額は35億6,287万6,404円となり、4,567万7,912円の黒字となりますが、これより前年度の繰越金7,537万444円を差し引けば、2,969万2,532円の単年度赤字決算となります。決算額を前年度で比較すると、歳入で2億545万9,473円の増、歳出で2億3,515万2,005円の増と、前年度より増加傾向となっています。また、第1号被保険者の保険料の収入未済額は1,821万1,825円、収納率97.25%となっております。  審査の中で、委員より、「新聞でも取りざたされているが、ケアプランにないようなサービスをたくさん追加して請求するというような事業者はないのか」、「事業者が適正なサービスを行っているかどうかのチェックはどうしているのか」との質疑に対し、執行部より、「7月、8月、9月分のサービスについてチェックをしたが、不正な使われ方は書類上見当たらなかった」との回答でした。  委員会の中では、介護保険事業特別会計の予算の増大傾向についての質疑、対策についての議論が集中したところです。委員から「資料でも平成12年度に介護保険が始まって以来、介護給付費が年々増加しているが、今後どうなると予測しているのか」との質疑に対し、執行部より「平成16年度の4カ月分の給付費の請求額が来ているが、12.1%の増になっている。今、厚生労働省の介護保険部会で平成18年度以降の介護の給付関係が議論されているが、このままでは破綻するのではないかとの危機感を持っている」との回答でした。  さらに委員から、本委員会でこれまで常に高齢者医療費等の増大をどう抑制していくのかと言い続けてきた。カミーリヤの建設の際も多額の予算を使って建てるのだから、医療関連予算の抑制に効果的な取り組みをすべきだと言うと、執行部は介護予防、健康推進を進めてまいると常々言っている。しかし、一向に変わらないではないか。また、行政の縦の連携、前任者と現任者の引き継ぎ、さらに横の連携がとれていないのではないか。地域住民を健康づくりに巻き込むためには、区長会との連携を図る総務課、生きがいづくりや地域の交流を進める生涯学習課、地域で福祉の助け合いを進める生活福祉課も、介護予防、健康推進プロジェクトに入れるべきではないかなどの質疑、意見が出されたところです。健康福祉部長より、庁内の健康推進プロジェクトに生活福祉課、総務課、生涯学習課を入れることについて即答は今できないが、検討をする、このような回答を得たところです。  委員会といたしましては、今後の高齢化の進展に伴い介護保険事業費がさらに伸びることが予測されるが、市として介護予防、医療費抑制、市民の健康増進のため現在進められようとしている介護予防、健康推進のプロジェクトに、介護保険課国保年金課健康推進課スポーツ振興課だけではなく、生活福祉課、総務課、生涯学習課も入って、全庁的に10年後、20年後の市の将来を見据え、市民の健康づくり推進策を具体化し、市民の理解と協力を得る取り組みを推進されること。また、高齢社会到来の中で、高齢者が生き生きと健やかに生活できる筑紫野市の実現に努力されることを強く要請し、本件については、全員一致、認定すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 28: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。まず、認定第5号平成15年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 29: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、認定第6号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 30: ◯議長(田中  允君) これにて質疑を打ち切ります。  ただいまから認定第5号平成15年度筑紫野市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 31: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 32: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  次に、認定第6号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。まず、反対討論される方は挙手を願います。2番、篠原議員。 33: ◯2番(篠原 範子君) 2番、日本共産党、篠原範子です。認定第6号平成15年度筑紫野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に対して、反対の立場で討論をいたします。  介護保険制度は平成12年度に導入され、平成15年度には65歳以上の第1号被保険者の保険料が、所得段階が第3段階(本人が市民税非課税世帯の方)の1カ月の保険料が、それまでの2,880円から3,760円に、金額にして880円、引き上げ幅30.56%の大幅な引き上げが行われ、今日まで高齢者の生活を圧迫しています。  この介護保険制度は、法施行後、5年の平成18年度をめどに見直しを行うこととなっていますが、厚生労働省が検討している見直しの中には、65歳未満の保険料の徴収対象を引き下げて、20歳から、あるいは0歳から徴収するという案も報道されています。また現在、要支援、要介護1の介護サービスを介護保険制度から外してしまう、施設入所者から入所家賃を取るなど、まさに「保険あって介護なし」と言われる事態を引き起こしかねない改悪案が含まれています。  ことし2月、第106回福岡県市長会総会で、本市は、北九州市、福岡市、大牟田市、久留米市、春日市、大野城市、太宰府市など22市共同で、「介護保険制度の安定的運営等について」と題し、国、県に対して介護サービス基盤の整備について、介護保険運営のための財政措置などについてなど、15項目にわたる要望書を採択しています。介護保険運営のための財政措置については、介護保険財政の健全な運営を確保するため、財源については国の責任において、保険制度として運営するに足る必要十分な額を明確な形で確保することを要望していますが、この要請を今、さらに強めるべきです。  また、本市においても、むだな大型公共事業などの浪費をなくして、借金財政を解決しながら福祉の充実を図るべきです。  以上、高齢者の生活を追い詰める65歳以上の保険料引き上げは許されないことを理由に、本決算認定には反対であることを表明し、反対討論を終わります。 34: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論をされる方は挙手を願います。                  〔「なし」の声あり〕 35: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに賛成の方は御起立願います。                    〔起立多数〕 36: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は認定することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第7.認定第7号 37: ◯議長(田中  允君) 日程第7、認定第7号平成15年度筑紫野市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 38: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 おはようございます。認定第7号平成15年度筑紫野市農業集落排水事業特別会計歳入歳出の認定の件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。  審査に当たっては、執行部より、平成15年度の決算の実績と事業概要として、御笠、阿志岐、平等寺、吉木処理区の管理や山口処理区の事業の進捗状況について説明を受けました。  本特別会計の決算の内容といたしましては、決算額を前年度と比較いたしますと、歳入では1億4,300万8,847円の増、歳出では1億5,068万2,358円の増となっております。  その主な理由といたしまして、歳入では、山口処理区の分担金納入期限を平成15年といたしていたこと及び事業補助金の増額によるもので、歳出については、消費税の還付によるもの及び処理区の工事費の増や公債費の増額によるものでございます。  以上が決算の概要でありますが、審査の中では、山口処理区の分担金の収入未済が多いが、どのような状況なのか。使用料の未収金は過年度、現年度にまたがっているのか。また、催告はどのように行っているのかとの質疑に対し、執行部からは、山口処理区の分担金は供用開始前であり、未納については接続まで納入が見込まれるが、他の処理区では合併浄化槽の設置もあるので、接続のお願いが必要となってくる。また、使用料の未収金については20件あるが、過年度分を現年度に納められていることで後追いの状況にある。催告については、電話での催告や家庭訪問を行い、高額の未納者には支払い計画書の提出をお願いして、未収金の納入確保に努めるとの答弁を受けたところでございます。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会では、事業が平成17年度をもって完了見込みとなるので、分担金や使用料納入が滞らないよう要請し、全員一致、認定すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 39: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 40: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 41: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 42: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第8.認定第8号 43: ◯議長(田中  允君) 日程第8、認定第8号平成15年度筑紫野市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定の件を議題といたします。  本件は、川上議員、横尾議員、天原議員及び秋岡議員と利害関係のある事件であります。よって、地方自治法第117条の規定により、ただいま申し上げました4人の議員の退席を求めます。          〔川上弘道、横尾秋洋、天原邦明、秋岡宏昌議員 退席〕 44: ◯議長(田中  允君) 本件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 45: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 認定第8号平成15年度筑紫野市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について、総務委員会に付託を受けていましたので、委員会の審査の経過と結果について御報告をいたします。  まず、認定第8号土地取得事業特別会計であります。この審査につきましては、土地開発公社理事は利害関係が伴うものであり、地方自治法第117条の規定に基づき、総務委員会を本会議と同じように、秋岡議員、横尾議員につきまして除斥を行い、審査をいたしました。  本件は、土地開発公社経営健全化計画に基づくものであり、平成13年度に土地取得事業特別会計を設置し、市が公社用地を買い戻すものであります。本年度は4件の買い戻しがなされ、決算につきましては、歳入歳出決算額ともに14億1,241万4,006円となっているものであります。  歳出で、利息についての質疑があり、執行部からは、起債の償還利息の2分の1が特別交付税等の措置で返ってくるものであるという説明であります。  また、4カ所の土地の買い戻しでありますが、この土地の利用についての質疑がありました。執行部からは、当面、職員駐車場、それから道路公園サービス課等への利用または売却予定地とするとの説明があったところであります。なお、買い戻し計画は平成17年度までで終了するものであります。  委員会といたしましては、討論はなく、採決の結果、全員一致、認定すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 46: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。4番、濱武議員。 47: ◯4番(濱武 振一君) おはようございます。濱武でございます。委員長にお尋ねします。今、何か職員駐車場とか、売却するという話になりましたけど、その際、これは高いものを安く売るとか、逆に職員駐車場みたいにするということは、生きないということなんですね。例えば民間とかは、例えば50年間もうこれはお金にならないなら、条件をつけて工場誘致をするとか、生きたやり方するんですよ。今のお話だと、これはかなり土地が死んじゃうんですよ。さらに売却するとなったら、相当な赤になります。そのときの責任問題等は執行部は言わなかったんですか。 48: ◯議長(田中  允君) 総務委員長。 49: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 本件は、これ健全化計画で買い戻すことが大事なんですね、買い戻すことが。どんどん利息がついておりますからね、つかないように。市は税金を投入して利息をストップさせる。もちろん土地の利用もあるでしょう。しかし、本件では土地の利用については以上のような説明で、あとは、昨年度、一昨年もそうだったと思いますが、運動公園の予定地というような部分ございましたね。そういうことで、この土地利用については詳しくは審査をいたしていません。また、そういうことでの審査では私はないと考えています。 50: ◯議長(田中  允君) 4番、濱武議員。 51: ◯4番(濱武 振一君) 今問題なのは、要するに市がそういうふうな、言い方悪いですけど、ずさんな計画をしてきて、たくさん土地を買ってきてるわけですね。その責任問題等について、市の執行部が触れなかったのかどうか。もし触れなかったということであれば、これは責任問題に対して甘受するというふうにとることもできるわけです。  ですから、問題は、今後うちはこうこうこうこうしていきますということ言ったけれども、こういう、例えばそういう計画に対して、例えばだれかがやめるとか、だれかが金を払うとか、そういう問題になってくる可能性があるわけでしょう。そういう責任問題については一切触れることなく、そういうことを説明したり、発表したのかということです。 52: ◯議長(田中  允君) 総務委員長。 53: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 それは、あくまでもそういうことを推測はできますけども、土地買ったものをどう使うかという審査はしていませんということを今申し上げておりますので、了解してください。 54: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 55: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 56: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  ここで、4人の議員の除斥を解除いたします。          〔川上弘道、横尾秋洋、天原邦明、秋岡宏昌議員 着席〕 57: ◯議長(田中  允君) しばらく休憩いたします。                 午前11時01分休憩       ………………………………………………………………………………                 午前11時11分再開 58: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────・────・────────────   日程第9.認定第9号   日程第10.認定第10号   日程第11.認定第11号 59: ◯議長(田中  允君) 日程第9、認定第9号平成15年度筑紫野市二日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件から日程第11、認定第11号平成15年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件までの3件を一括して議題といたします。  本3件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 60: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 認定第9号平成15年度筑紫野市二日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件から認定第11号平成15年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件までの3件について、総務委員会に付託を受けていましたので、委員会の審査の経過と結果について御報告をいたします。  まず、認定第9号二日市財産区特別会計についてでありますが、歳入決算額は458万1,685円、歳出決算額は232万3,645円であります。差し引き225万8,040円の残額となっていますが、これは次年度へ繰り越されるものであります。  歳入面では、その主なものは、湯町の駐車場貸付料及び石崎公園の貸付料であり、その未済額についての質疑がありました。これは、平成13年度から1人の方が破産宣告をされた、そのことによるとの説明でありました。  委員会といたしましては、特に問題はなく、全員一致にて認定すべきものと決しました。  次に、認定第10号御笠財産区特別会計であります。歳入決算額は20万7,087円、歳出決算額18万4,000円でありまして、差し引き2万3,087円の残額となって、これも来年度へ繰り越されるものであります。
     昨年、一昨年もそうでありましたが、総務委員会といたしまして要請を行っていた、市への事務繰り出し未納金の件につきましては、平成8年4月1日にさかのぼり効力が発生するとして、本年9月9日、筑紫野市長と御笠財産区とでの覚書を取り交わし、立会人としては地元代表区長及び管理会会長が記名、押印されています。内容は、財産処分で収入があったときには支払いを行うとされるもので、今後の事業経営についても、市の森林組合を含めて協議をしていくとのことであり、長年の案件でありましたこの件につきましては、一定の成果が出たものとして、総務委員会としては、この努力を確認をしたところであります。  委員会といたしましては、討論はなく、全員一致で認定するものと決しました。  最後に、認定第11号平等寺山財産区特別会計でありますが、歳入決算額は1,346万7,308円、歳出決算額は1,199万4,125円であります。差し引き147万3,183円の残額となっていますが、これも翌年度に繰り越すものであります。  歳入での繰入金については、基金は約1,222万円取り崩しているのですが、このことについての質問がありました。執行部からは、収入源は財産運用での電柱借地が主であり、やむを得ず繰り入れを行っているとの説明を受けました。  委員会としましては、特別には問題はなく、全員一致、認定すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 61: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。まず、認定第9号平成15年度筑紫野市二日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 62: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、認定第10号平成15年度筑紫野市御笠財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 63: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、認定第11号平成15年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 64: ◯議長(田中  允君) これにて質疑を打ち切ります。  ただいまから認定第9号平成15年度筑紫野市二日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 65: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 66: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  次に、認定第10号平成15年度筑紫野市御笠財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 67: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 68: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  次に、認定第11号平成15年度筑紫野市平等寺山財産区特別会計歳入歳出決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 69: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 70: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第12.認定第12号   日程第13.認定第13号 71: ◯議長(田中  允君) 日程第12、認定第12号平成15年度筑紫野市水道事業会計決算の認定の件及び日程第13、認定第13号平成15年度筑紫野市下水道事業会計決算の認定の件の2件を一括して議題といたします。  本2件に関し、委員長から御報告願います。8番、建設経済委員長。 72: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 認定第12号平成15年度筑紫野市水道事業会計決算の認定及び認定第13号平成15年度筑紫野市下水道事業会計決算の認定の2件が建設経済委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。  まず、水道事業会計決算の認定の件から御報告申し上げます。  執行部から、平成15年度の水道事業の概要として、市勢の発展に対応しながら施設の整備拡充を行った結果、水道普及率は77.36%に達したこと、水の状況については、昨年の上半期は降雨に恵まれたが、9月以降は少雨傾向で冬季渇水を呈することになり、その後2月以降は山神水道企業団や福岡地区水道企業団からの送水制限を受けたことなどが報告されました。  また、経営面では、夏場の天候不順等による給水収益の減少に伴い、損益収支において2,692万円余の純損失を生じ、赤字決算となったことがあわせて報告されました。  審査の中では、山口、常松の浄水場管理業務委託の契約方法、自己水位計観測の状況、また、入札結果において同規模の水道管布設延長工事でなぜ契約金額に大きく差異があるのかとの質疑に対し、執行部からは、委託契約は指名競争入札であり、3年の契約期間で、本年度が最終年であること。常松浄水場の水位観測は毎月25カ所の水位を調査していること。布設工事では地質や障害物により工法を変更することがあること。今回は同等の延長ではあるが、橋梁をまたいだので一部推進工法をとらざるを得なかったため、工事額が大きくなったことなどが答弁されました。  また、複数の委員からは、赤字経営からの脱却を目指す努力は見受けられるが、補てん財源は近いうちに残高が減少していく、天候不順などのイレギュラーを考慮しながらも、将来を推測しながら黒字を目指す経営努力をなされたい。市全体のことでもあるが、入札手法の検討により落札額を抑えていくことも経費の節減につながるのではないか。海水淡水化事業による受水で水の安定供給が見込まれるが、企業誘致などによる発展的な水の有効利用も検討されたらどうかなどの意見が多く出されたところでございます。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては、全員一致、認定すべきものと決しました。  次に、下水道事業会計決算の認定の件について御報告申し上げます。  執行部からは、平成15年度の下水道事業の概要として、公共用水域の水質保全を図るため下水道施設の整備と水洗化の普及・促進に努めた結果、市全体の下水道の普及状況は、行政人口9万6,272人に対し、処理区域内人口は7万4,026人となり、普及率は76.9%となったこと。また、全体の計画面積に対する整備率は58.4%となったことが報告されました。  また、経営面では、当年度純利益として2,321万円余となり、昨年に引き続き単年度黒字決算となったことがあわせて報告されました。  審査の中では、同じ業者が同時期に複数の工事を請け負っているが、工事の進捗に影響はなかったのか。また、落札後、工事完了の段階において契約の変更増額が見受けられるが、設計上のミスなのかとの質疑に対し、執行部からは、施策による地場産業の選定、育成を基本に指名競争入札を実施しており、施工上の問題は特段生じていないが、国・県補助金の関係から工事の施工時期が重複することが多い。また、契約の変更増額は設計上からではなく、例として、現場での舗装の取りつけ部分を延長したりするケースであり、補助決定額の枠の中で最終調整することにしているとの答弁を受けました。  あわせて他会計補助金、いわゆる一般会計からの繰入金は、厳しい財政事情の中で継続して確保ができるのかとの質疑に対し、当年度2,300万円余の余剰金は生じたものの、資金的に苦しい状況が続くことから、市の財政健全化が実施されているところではあるが、従来の負担額をお願いしていきたいとの答弁がなされました。  また、下水道使用料徴収の取り組みや収入率、水洗化への加入促進の取り組みについても執行部から説明がなされたところでございます。  以上、審査の経過について御報告申し上げましたが、委員会といたしましては、全員一致、認定すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 73: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。まず、認定第12号平成15年度筑紫野市水道事業会計決算の認定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 74: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、認定第13号平成15年度筑紫野市下水道事業会計決算の認定の件に対する質疑はありませんか。1番、城間議員。 75: ◯1番(城間 広子君) 下水道事業会計決算についてお尋ねします。  委員長報告の中でも触れられていたんですが、工事関係ですね、建設工事等について、これは8月7日と7月24日に契約がなされているのが同一業者なんですね。7,826万円と7,132万円。こういった場合、この工事については以前、こういった契約関係については、もっと透明性が必要だという委員会からの指摘もあったと思います。指名選定委員会で、例えば7月にするならば、次の選定にはその同じ業者は入れないというふうにできないかどうかという議論はなされなかったんですかね、お尋ねします。どういうふうにこれを解決していくというふうに答弁等があったのかどうかお尋ねします。 76: ◯議長(田中  允君) 建設経済委員長。 77: ◯建設経済常任委員長(坂口 博幸君)〔登壇〕 報告の中にも説明したように、その質疑は出ました。ですけども、時期についても、同じ業者が同じ時期にあるので差し支えはないかということで質問が出ました。ですけども、それには差し支えはありませんという答弁でございました。執行部からの説明でございました。 78: ◯議長(田中  允君) これにて質疑を打ち切ります。  ただいまから認定第12号平成15年度筑紫野市水道事業会計決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 79: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 80: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。  次に、認定第13号平成15年度筑紫野市下水道事業会計決算の認定の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 81: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を認定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 82: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は認定することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第14.議案第51号   日程第15.議案第52号 83: ◯議長(田中  允君) 日程第14、議案第51号筑紫野市生活指導員設置条例の一部を改正する条例の制定の件及び日程第15、議案第52号筑紫野市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定の件の2件を一括して議題といたします。  本2件に関し、委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 84: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 文教福祉委員会に付託されておりました2件の議案について、審査の経過と結果を御報告いたします。  議案第51号筑紫野市生活指導員設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  生活指導員は、市民の生活保護指導に当たり、その福祉を増進することを目的に、民生委員・児童委員の方々にこの仕事をしていただいています。ことし12月1日に、民生委員・児童委員が任期満了により改選されるに当たり、現在の75名から12名増員され、87名に増員の予定であるとのことです。  こういった場合、これまで毎回、民生委員・児童委員の定数決定権限を持っている県知事からの通知が9月中旬にしか来ないので、その都度12月議会で生活指導員設置条例を改正し、12月1日に遡及して定数を改正するという手続をとってきていたそうですが、甚だ不都合なので、今回、条例の中の第3条の定数部分を、福岡県知事が定めた民生委員の定数と同数と改正し、遡及適用の問題を解消しようとするものです。  また、第6条で、生活指導員には従来から月1回の会議に出席していただき、報酬5,500円、費用弁償1,500円を支給しており、この根拠規定を明確にしたとのことです。  審査の中で、委員の中から、財政が厳しい中での増員の必要性、また、民生委員・児童委員、生活指導員の業務内容等について質疑がありました。執行部より、民生委員については国が配置基準定数というものを示しているが、人口10万人以上であれば、120世帯から280世帯に1人の民生委員を置くということになる。そのまま筑紫野市の4月1日の人口世帯数に合わせると、124名から290名が基準となるとの報告を受けました。また、民生委員は厚生労働大臣が委嘱し、児童委員を兼務し、地域住民の福祉に関する相談を受け、支援を行い、福祉事務所などの行政機関に協力する民間の奉仕者であるとの説明を受けたところです。  審査の結果、本件は原案のとおり全員一致、可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第52号筑紫野市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  本件は、条例の第3条2項の委員の中の福岡県筑紫保健福祉環境事務所長を福岡県筑紫保健福祉環境事務所の保健監と改めるものです。これは、福岡県保健福祉環境事務所の設置に関する条例の一部改正に伴い、筑紫保健福祉環境事務所長は医師の資格を有しなくてもよく、一般行政職が所長になることがあるということから、筑紫野市予防接種健康被害調査委員会の目的に照らして、医師資格を有する福岡県筑紫保健福祉環境事務所の保健監が適当と判断し、改正するものということです。  委員会といたしましては、特に問題もなく、原案のとおり全員一致、可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 85: ◯議長(田中  允君) まず、議案第51号筑紫野市生活指導員設置条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 86: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、議案第52号筑紫野市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 87: ◯議長(田中  允君) これにて質疑を打ち切ります。  ただいまから議案第51号筑紫野市生活指導員設置条例の一部を改正する条例の制定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 88: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。
                    〔「異議なし」の声あり〕 89: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第52号筑紫野市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 90: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 91: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第16.議案第53号   日程第17.議案第54号   日程第18.議案第55号   日程第19.議案第56号 92: ◯議長(田中  允君) 日程第16、議案第53号筑紫野市手数料条例の一部を改正する条例の制定の件から日程第19、議案第56号筑紫野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定の件までの4件を一括して議題といたします。  本4件に関し、委員長から御報告願います。17番、市民環境委員長。 93: ◯市民環境常任委員長古瀬富美子君)〔登壇〕 市民環境委員会に付託されておりました議案4件について、その審査の経過と結果について御報告させていただきます。  今回の4議案は、本庁と筑紫南コミュニティセンターに設置する自動交付機の導入に伴う条例の制定と条例の一部改正であります。  現在、窓口で交付している証明書のうち、住民票の写し、外国人登録原票記載事項証明書、印鑑登録証明書の3点を10月15日より、市民の利便性を図るという観点から、夜間及び土曜、日曜、祝日にも交付しようとするものです。  初めに、議案第53号筑紫野市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  カードについては住民基本台帳が基本になるが、交付を受けられない人、例えば外国人。それから住民基本台帳カードにはA、Bの2種類がありますが、使い分けをしたい人。また住民基本台帳システムに反対する人や住民基本台帳カードは紛失に危険であるという人に、救済措置として市民カードを設けたとのことです。この市民カードの制定に伴いまして、当該カードの再交付について手数料を定めるため、手数料条例の別表について市民カードの再交付を新たに加えるものです。  委員からは、広報、周知徹底の必要性があるのではないかとの意見が出たところです。また、ICカードを多目的に利用することは考えているかとの質疑に対し、執行部からは、関係課と調整が段階的に至っていないことや予算のこともあるので、今後検討するとの回答を得たところであります。  委員会といたしましては、採決の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号筑紫野市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定についてであります。  これは、住民基本台帳カードは条例を定め、規定する目的のために利用することができると住民基本台帳法に規定されており、住民基本台帳を自動交付機の請求者識別カードとして利用するために条例を制定するものであります。  委員から、セキュリティーに関して十分守られるのかとの質疑に対し、執行部からは、カード自体に暗証番号の記憶をしていない。セキュリティーが守られるようICカードで対応しているとの回答を得たところです。  委員会としましては、採決の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第55号筑紫野市市民カードの交付等に関する条例の制定についてであります。  これは、筑紫野市が独自に導入する市民カードの交付手続及び廃止手続や交付資格、利用目的などについて定めるため条例を制定するものであります。  委員会では、特に代理人の申請について事故が起きないよう細心の注意を払うようにと意見が出たところです。  委員会としましては、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第56号筑紫野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  印鑑登録証明については、交付申請書に印鑑登録証を添えて窓口で申請することになっているが、自動交付機の導入に伴い、住民基本台帳カード及び市民カードを請求者識別カードとして、自動交付機による印鑑証明書の交付ができるよう条例を改正するものであります。  委員会としては、採決の結果、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告終わります。 94: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。まず、議案第53号筑紫野市手数料条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。4番、濱武議員。 95: ◯4番(濱武 振一君) 2日目のときに委員長報告でということで、今指摘します。  議案第53号の中で、関係課と調整が段階的に至っていないと。要するに、これ市民カードを今回つくって、市民課だけですね、ほとんど入ってるのは。私が当時、市民建設委員というときに、この話がもう始まってきてて、保険証つけたり、図書カードにしたらどうかと言って、そのときそれなりにいい言葉を言ってるわけですね。これやる気があるように見えましたが、委員長。これ結局、市民から何か仕事させられてるようにしか聞こえなかったんですが、それはどうだったでしょうか。 96: ◯議長(田中  允君) 市民環境委員長。 97: ◯市民環境常任委員長古瀬富美子君)〔登壇〕 確かにアンケートを以前にとりましたということでありました。委員からも図書カードの話もあったし。ですけど、一応アンケートとった段階ではなかったということだったんですね。なかったということで、それと予算的なことがあるということで、今回のにはもう。だけど、一応順次そういう目的に関しては、また検討は、今回報告させてもらってますように、調整は、段階的にいろいろあれば、またしていきたいということはありました。 98: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  次に、議案第54号筑紫野市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 99: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、議案第55号筑紫野市市民カードの交付等に関する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 100: ◯議長(田中  允君) 質疑なしと認めます。  次に、議案第56号筑紫野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定の件に対する質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 101: ◯議長(田中  允君) これにて質疑を打ち切ります。  ただいまから議案第53号筑紫野市手数料条例の一部を改正する条例の制定の件に対する討論を行います。討論される方はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 102: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 103: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第54号筑紫野市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。まず、反対討論される方は挙手を願います。2番、篠原議員。 104: ◯2番(篠原 範子君) 2番、日本共産党、篠原範子です。議案第54号筑紫野市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定について、反対の立場で討論を行います。  本議案は、昨年8月からの住民基本台帳ネットワークの第2次施行に伴い交付されるようになった住民基本台帳カードを自動交付機の請求者識別カードとして利用するため、利用目的や利用申請手続などについて条例を定めるものです。  日本共産党は、電子自治体や電子政府の意義を否定するものではありません。行政手続の電子処理自体は、国民の利便性向上や行政処理の迅速化、効率化につながるものと考えます。が、しかし、住民基本台帳ネットワークシステムは、すべての国民に11けたのコード番号をつけ、氏名、住所、性別、生年月日の4つの個人識別情報とその変更情報を、総理大臣指定の指定情報処理機関が一元管理するシステムで、全国民の個人情報が国に管理されます。そのために、個々の自治体で管理していた情報が、全国的にオンライン化で広範囲からアクセス可能となり、情報流出、漏えいの危険性があります。  そのことは、まず第1に、個人情報の民間への漏えいと不正利用の危機を極度に増大させ、万一機関への侵入があれば、全国民のプライバシーが根こそぎ盗み取られることになります。  第2に、公権力に対して国民のプライバシーが丸裸にされる監視社会への道につながりかねません。本来、地方自治体の固有の業務である住民基本台帳のデータが、個別地方自治体による裁量の余地が全くない形で指定情報機関から中央省庁に提供されることは、住民自治の原則とも、自己情報コントロールの権利とも相入れないものです。  以上の理由で、日本共産党は住民基本台帳ネットワークシステムに反対する立場です。よって、本議案第54号筑紫野市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定について反対であることを表明し、討論を終わります。 105: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論される方は挙手を願います。                  〔「なし」の声あり〕 106: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに賛成の方は御起立願います。                    〔起立多数〕 107: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号筑紫野市市民カードの交付等に関する条例の制定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 108: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 109: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第56号筑紫野市印鑑条例の一部を改正する条例の制定の件に対する討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 110: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 111: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第20.議案第59号 112: ◯議長(田中  允君) 日程第20、議案第59号平成16年度筑紫野市一般会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 113: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 議案第59号平成16年度筑紫野市一般会計補正予算(第1号)の審査が総務委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告をいたします。  本件は、第1条で、歳入歳出にそれぞれ1億5,022万4,000円を追加して、予算総額を295億9,922万4,000円とするものであります。  また、第2条では、債務負担行為の補正額は、追加の場合で、期間は平成17年度と、限度額を55万3,000円と定めます。これは第2表のとおりでございます。  第3条では、地方債の補正額で、変更の場合、起債の目的は臨時地方道整備事業で、その限度額を5億20万円から5億2,910万円としています。これも第3表のとおりであります。  歳入につきましては、国・県の交付金、支出金は、その確定に伴う増減が主であります。  審査の中では、国庫補助金が4,094万7,000円も減額されている。この時期になって多額の削減がなされるのは、筑紫野市として見込みが甘かったのではないかという指摘がございました。執行部は、このようなケースは全く初めてである、国の三位一体改革の関係からであるとしか考えられないという説明を受けたところであります。  歳出につきましては、筑紫駅西口土地区画整理事業費での防音壁工事は、なぜ筑紫野市が行うかという指摘がありましたが、執行部は、区画整理事業地域内の宅地が、西鉄大牟田本線及び西鉄筑紫車両基地に区画整理事業によって接近してきたため、また、車両基地の移転に関しての条件でもあったとの説明でありました。  土木費では、道路新設改良工事3件、うちポケットパーク整備を含むが1件であります、橋梁整備事業1件、河川改良事業が1件、これら5件については、地図が載せられた資料で説明を受け、また、その他についても提案内容補足説明書で説明を受け、審査をいたしました。  総務委員会といたしましては、討論はなく、全員一致、可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 114: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。4番、濱武議員。 115: ◯4番(濱武 振一君) 4番、濱武でございます。これ補正予算ですね、今回、雑入とかであった多世代ふれあいセンター、今回はこれは、僕も文教福祉委員会にもいたし、総務委員会も一緒させてもらいました、こんなん初めて聞きましたよ。こういうものがいつから、こういう話になって、今回上がってきたのか、ちょっと不明瞭ですね、こういうの。  また、最初は非常に部長の報告で、バラ色みたいなこと言ってた。こういうものを建てて、いろんなとこ補助金持ってきて、そういうのを上古賀がするなら、ほかもしたいですよね。そういうことを、じゃいつぐらいから着手したらいいのか、今後こういう計画をちゃんと部長たちがアシストするのか、この辺についてどのような報告されましたか。 116: ◯議長(田中  允君) 総務委員長。 117: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 そのふれあいセンターのことについては議論がありました。ありましたが、特別、総務委員会では問題にはなっておりません。 118: ◯議長(田中  允君) 4番、濱武議員。
    119: ◯4番(濱武 振一君) その議論の中で問題にはなっていませんが、この経緯については執行部からの説明責任があると思いますが、特に触れることがなかったのか。というのが、今回こういうふうな形で、今まで公民館、公民館みたいなものですから、結局、今まで一生懸命区費ためて公民館つくってきてるわけです。ところが、こういう新しい形の建て方が出てきたとなったときに、ほかのとこも、うちもうちもとなってくるわけです。まして、これがインターだ何だっていったら、これは古賀だって、むさしケ丘だって、うちの近所だって、全部これ該当してくるわけです。そうなったときに、こういうレールづくり、ルールづくり、まして部長は、こんなにいいことありませんまで、バラ色みたいなこと言ってるわけですから。そういうことがはっきりしないと、またうちもうちも、こっちもこっちもとなってひとり歩きするわけですから、その点について全く説明はなかったんでしょうか。 120: ◯議長(田中  允君) 総務委員長。 121: ◯総務常任委員長(野口  功君) ここに詳しい記録を私は持っておりません。情報公開のための記録はございますけど、まだもらっていません。たしかその中にはあると思いますが、そのことは確かに説明を受けております。一議員の中からその質問が出ましたのでね。しかし、その中で、私が先ほど言いましたように、特に問題にはなっていないということを申し上げておきたいと思います。だから、そのことは出ましたと。しかし、その中身については、論議がなされる等、特に問題とはなっていませんという、そういう報告しかできません。 122: ◯議長(田中  允君) 4番、濱武議員。 123: ◯4番(濱武 振一君) ならば、一応議場で確認いたします。例えばこのような新しい形の地域のセンターができることに対して、例えばほかの地域、今回はこの上古賀の件が、これでこの後可決された場合、ほかの地域でも似たようなことがあっても、市は全面的に協力するということを否定するものではないということですね。 124: ◯議長(田中  允君) しばらく休憩いたします。                 午前11時56分休憩       ………………………………………………………………………………                 午前11時57分再開 125: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  総務委員長。 126: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 今、濱武議員からの議会に対する、執行部に対する提案みたいなことでしたが、それは、そういったことはやっておりませんので、そのことを御報告申し上げます。 127: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 128: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 129: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩いたします。                 午前11時58分休憩       ………………………………………………………………………………                 午後 1時00分再開 130: ◯議長(田中  允君) 休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────・────・────────────   日程第21.議案第60号 131: ◯議長(田中  允君) 日程第21、議案第60号平成16年度筑紫野市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。1番、文教福祉委員長。 132: ◯文教福祉常任委員長(城間 広子君)〔登壇〕 文教福祉委員会に付託されておりました議案第60号平成16年度筑紫野市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)の件について、審査の経過と結果について御報告いたします。  歳入歳出それぞれ6,946万5,000円を追加し、総額36億9,732万円とするものです。これは、介護サービス給付費が平成15年度に比べて平成16年度は3カ月で12.1%と伸びてきているので、国、県の負担分を年度内により多く求めようとするためのものとのことです。  歳入の補正の主なものは、国庫支出金435万1,000円、支払い基金交付金1,399万8,000円、県支出金272万円です。市の一般会計からの繰入金は272万円で、この一般会計繰入金は介護サービス給付費の12.5%に対する市負担分のみです。  歳出の補正の主なものは、介護サービス等諸費1,969万5,000円、支援サービス等諸費206万1,000円です。  審査の中では、委員より、介護保険事業特別会計における市からの繰入金について質疑があり、執行部より、介護保険事業特別会計においては、市は介護サービス給付費に対する負担分12.5%と合わせて、職員給与費、事務費等を負担する仕組みとなっており、平成16年度当初予算では、介護給付費繰入金は4億3,000万円、職員給与費、事務費等が1億7,000万円となっているとの説明を受けたところです。  審査の結果、本件については特に問題もなく、全員一致、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告終わります。 133: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 134: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 135: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 136: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第22.発議第7号 137: ◯議長(田中  允君) 日程第22、発議第7号地方分権推進のための「国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 138: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 発議第7号地方分権推進のための「国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書について、総務委員会に付託を受けていましたので、その審査の経過と結果について御報告をいたします。  本件は、本年8月25日付で全国市議会議長会会長より、意見書の送付についての要請があったものであります。委員会での原案審査の過程の中で、一委員から、意見書の修正動議が発議されましたので、委員会会議規則に従い修正案を議題といたしました。  その委員からは、修正案の提出とともに、修正理由についての説明がありました。その趣旨は、国の三位一体改革の中で地方財政削減が進む中、地方6団体の要請を受けての意見書については、原文の記以下の8項目については賛成できると。しかし、表題及び前文の中に書かれている文章には、福祉、教育等、国庫補助事業として堅持すべき事業が含まれていること。また、今後一層強まることが懸念される中でのこのことを容認しないように、表題を「地方分権推進のための地方財源確保に関する意見書」に修正し、前文の後段部分を、「しかし」から以降でありますが、「しかし、8月31日の経済財政諮問会議では、地方交付税の大幅な抑制につながる改革案が出されるなど、今年度予算に続いて地方財源の削減が懸念される事態となっている。よって、国においては、三位一体の改革案の全体像の審議に当たっては、以下の前提条件を踏まえることを強く求めるものである。」とする修正案でありました。  この後、質疑に入り、この意見書原案は全国市議会議長会からの要請であり、統一されたものであることから、修正案を認めることはできないとの意見があり、修正案については、採決の結果、賛成少数により修正案は否決されました。  したがいまして、原案について討論を行い、反対討論として、修正案趣旨の説明のとおり、記、以下は賛成できるが、前文がそのままでは反対する旨の討論がありました。  委員会といたしましては、採決の結果、賛成多数によって採択されるものと決しました。  以上、報告を終わります。 139: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 140: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。まず、反対討論をされる方は挙手を願います。2番、篠原議員。 141: ◯2番(篠原 範子君) 2番、日本共産党、篠原範子です。発議第7号地方分権推進のための「国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書に対する反対討論を行います。  国の三位一体改革の中で地方財政削減が進む中、地方6団体の要請を受けての本発議の意見書については、原文の記、以下の8項目についてはほぼ賛成できます。しかし、表題及び前文の中に書かれています地方6団体の国庫補助負担金改革案には、福祉、教育等、国庫補助事業として堅持すべき事業が含まれています。全国知事会で決定した国庫補助負担金を削減する案には、7県知事が反対し、異例の反対意見を付記した案となっています。本市議会においても、平成15年9月定例会、本年3月定例会で、義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書を全会一致で採択しています。  国の地方財政削減が、今年度予算に続いて一層強まることが懸念される事態となっています。このことを容認しないために、日本共産党市議団は総務常任委員会で意見書案の表題を「地方分権推進のための地方財源確保に関する意見書」と修正すること及び前文の一部の修正を求める修正案を提出いたしましたが、賛成多数で否決されました。よって、本原案意見書に反対をいたします。  以上です。 142: ◯議長(田中  允君) 次に、賛成討論される方は挙手を願います。                  〔「なし」の声あり〕 143: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに賛成の方は御起立願います。                    〔起立多数〕 144: ◯議長(田中  允君) 起立多数と認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  なお、提出先については議長に御一任願います。       ────────────・────・────────────   日程第23.請願第5号 145: ◯議長(田中  允君) 日程第23、請願第5号犯罪被害者の権利と被害回復制度の確立に関する意見書提出についての請願の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。15番、総務委員長。 146: ◯総務常任委員長(野口  功君)〔登壇〕 請願第5号犯罪被害者の権利と被害回復制度の確立に関する意見書の提出について、総務委員会に付託されていましたので、審査の経過と結果について御報告をいたします。  本請願の提出者は、全国犯罪被害者の会、準幹事の藤田博氏からであります。坂口博幸、尾野正義、若松道子、赤司泰一、上村和男、以上の5人の議員が紹介議員となられています。  委員会では、紹介議員からの提案説明、補足資料での説明を受け、また、請願の趣旨、内容についても全国犯罪者の会「あすの会」へ問い合わせ、資料の提供を受けたところであります。資料の提供の中では、犯罪被害者保護関連二法と、その1つは、刑事訴訟法及び検察審査会法の一部を改正する法律です。2つ目は、犯罪被害者等の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律。この二法とは何かを明確にするとともに、この二法の制定で、刑事裁判における被害者保護関連法としては幾らか前進したということ。しかし、判決には影響がなく、被害者感情のガス抜きの面が強いと言われています。  被害者の会としては、この二法では不十分なので、犯罪被害者は傍聴席でなく、法廷の中に入れてくださいという願いを強く主張されているのであります。具体的には、請願書の記以下4項目であります。  最近のこの問題での国レベルの動き等については、新聞情報等に検討を加え、意見書案については、請願提出者の了解の上で若干の字句修正を行うなど、慎重に審査を行いました。  採択に当たっては、討論はありませんでしたが、結果は全員一致で採択することに決しました。  以上、報告を終わります。 147: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 148: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 149: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を採択することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 150: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件を採択することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第24.発議第8号 151: ◯議長(田中  允君) 日程第24、発議第8号犯罪被害者の権利と被害回復制度の確立を求める意見書の件を議題といたします。  提出者より説明願います。19番、秋岡議員。 152: ◯19番(秋岡 宏昌君)〔登壇〕 発議第8号犯罪被害者の権利と被害回復制度の確立を求める意見書について、提出者として提案理由の説明を申し上げます。  本件は、先ほど請願第5号が採択されたことに伴いまして、議員によります発議として、この意見書を関係機関に提出しようとするものでございます。  内容は、請願者がつけておられました資料の意見書(案)のとおりですが、ただいまもちょっと委員長の方からありましたけど、まず、本市の意見書の書式に従いまして、下記の記を挿入しております。それから、項目につきましても、第1項では言い切っておりますが、犯罪被害者にも配慮したというやわらかい表現に変えております。それから、2項、3項では、意見書(案)では、2項に(訴訟参加)、それから3項には(附帯私訴)となっておりますが、これを除いても十分理解できるものであるため省きました。  内容はお手元の別紙のとおりでございます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。  以上、提案理由の説明を終わります。 153: ◯議長(田中  允君) 本件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
                     〔「なし」の声あり〕 154: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本件は筑紫野市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 155: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。  ただいまから討論を行います。討論される方ありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 156: ◯議長(田中  允君) これにて討論を打ち切ります。  これより採決を行います。本件を可決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 157: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。  なお、提出先については議長に御一任願います。       ────────────・────・────────────   日程第25.人権・同和対策特別委員会審査報告について 158: ◯議長(田中  允君) 日程第25、人権・同和対策特別委員会審査報告の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。16番、人権・同和対策特別委員長。 159: ◯人権・同和対策特別委員長(下田 淳一君)〔登壇〕 人権・同和対策特別委員会の審査の件が閉会中の継続審査となっていましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。  本委員会は、会期中の9月17日に委員会を開催し、関係部課長の出席を求め、事務事業の説明を受け、審査を行いました。  初めに、各課等の事業報告として、人権文化センターから地域交流促進事業について報告を受けました。第7回宝満川カヌー大会in美咲、第20回京町子ども祭り、第6回オータムコンサートin岡田の取り組みは、それぞれの事業を通して、「人づくり、まちづくり」いわゆる人権のまちづくりの推進を目的とし、地区外住民との交流を図り、人権啓発の場としたいとの説明がなされました。  委員から、人権文化センターとして地域交流促進事業を展開していくのであれば、筑紫野市解放センター設置及び管理に関する条例の名称を見直すべきではないかとの意見が出され、執行部から、現状では行政組織の名称は人権文化センター、条例は解放センターとなっており、今後検討していきたいとの答弁がなされました。  次に、人権・同和教育課から、以下3点についての報告を受けました。1点目に、平成16年度同和問題啓発強調月間のまとめについては、同和問題講演会を初めとする市主催の8事業と県主催、同和問題講演会の取り組みについて、資料に基づき説明されました。その中で、企業内における自主的な同和問題研修の取り組みや講演会への積極的な市民参加等、啓発の成果が見られ、今後も内容の検討と改善を進めながら、啓発事業を継続していきたいとの報告を受けたところです。  2点目の平成16年度人権問題啓発実行委員会の取り組みの中間報告について、実行委員及び担当者の事前研修を実施し、全行政区で人権問題啓発推進委員会が組織されたことや校区推進協議会等の研修を9月、10月に行い、10月以降の市民懇談会の開催につなげていくとの説明を受けました。  3点目に、6月定例会の報告以降、9月10日までに教育委員会が報告を受けた差別事象について報告されました。件数は、学校現場でガイジ発言3件、同和問題に関するもの2件の計5件と地域社会での同和問題に関するもの5件であり、それぞれの差別事象に関して具体的な内容やその後の対応について報告を受けました。  委員から、学校現場での同和問題に関する事象は、子どもたちのもめごとであって、同和問題ではないのではないか。学校内の問題は広く、いじめや不登校などの問題にならないよう、学校全体で考えていくべき問題ではないか。そして、地域社会での差別事象については、筑紫野市民が差別したものではなく、数に上げていくのはおかしい。また、差別事象件数は減ってきているのではないかとの意見が出されました。  これに対して執行部から、学校現場での問題については、特に中学生は高校受験を控えてのストレスや友人関係の変化など、子どもたちが置かれている環境の中で差別発言が出ていると考え、このことについて教育委員会ではどう対応するか、学校全体の問題として教師集団はどう受けとめるか検討・論議していく必要があるとし、地域社会での事象については、差別事象には加害者と被害者がおり、被害者の救済が大きな課題であり、市内で発生した差別事象については、今後も本委員会に報告していきたいと考えていると答弁されました。また、事象件数については、特別に増加はしていないが、法失効後は若干ふえている傾向があるとのことでした。  他の委員からは、学校内に差別するような雰囲気がなぜ出てきたのか、もっと奥深い視点でしっかりとらえ、法の有無にかかわらず、傷ついている人間がいるということを忘れず、学校や地域社会がどうなったかという観点から分析して対応していただきたいとの意見が出されました。  その他の項において、本委員会の平成16年度の先進地視察については、市の財政状況にかんがみて、今回は取りやめることを全員一致にて決定いたしました。  以上、審査の概要を報告いたしましたが、委員会といたしましては、今後とも事業面や啓発面の審査のため、閉会中の継続審査をお願いいたしまして報告を終わります。 160: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 161: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  本件は、委員長の報告どおり閉会中の継続審査に付したいと思います。これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 162: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付すことに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第26.産業廃棄物問題対策特別委員会審査報告について 163: ◯議長(田中  允君) 日程第26、産業廃棄物問題対策特別委員会審査報告の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。23番、産業廃棄物問題対策特別委員長。 164: ◯産業廃棄物問題対策特別委員長(川上 弘道君)〔登壇〕 産業廃棄物問題対策特別委員会の審査が閉会中の継続審査となっていましたが、その後の経過と結果を御報告いたします。  委員会は、今会期中の9月21日に、関係部課長及び担当職員に出席を要請し、開催しました。  まず、ジェージィー天拝のイチゴ栽培温室開発について、その後の経過報告を受けました。この件は、平等寺地内に農地転用して、イチゴ栽培の温室等の設置で許可申請がされていたものです。農地転用許可及び林地開発許可の申請に対し、県は6月14日に許可を出しており、筑紫野市での開発行為整備要綱の協議も8月末に協議が終了し、9月9日に開発行為等整備要綱協議済み通告書が渡されております。  また、この地域が筑紫野市水道水水源保護条例に該当する地域であり、審議会が開催され、開発者に出席を求めるなど、3回にわたり審議した結果、4項目の附帯意見を付して答申が出され、市長は8月10日に事業所に回答しております。  附帯意見の内容は、対象事業については水質汚濁を招くおそれのある事業と認められませんが、下流に山神ダムがあるため、4項目について対応方お願いしますとしております。  1項めは、使用後の水は3分の2程度が落水し、1日当たり18トン前後の井戸水が肥料、農薬を混入し水路に流れ込むことが予測されるので、市が必要と認める場合、排水の水質検査の実施。  2項めとして、イチゴ栽培における使用済み培土は肥料、農薬が混入していることが考えられるため、入れかえの場合、水源保護地域外へ搬出。  3項は、対象事業のイチゴ栽培が事業内容を変更される場合、事前変更届け出書の提出。  4項めとして、水質検査や事業内容を確認するため、市職員の立ち入りとなっています。  次に、産業廃棄物処分場の状況について説明を受けました。  第1項目の1として、株式会社産興処分場の状況としては、6月27日18時40分ごろに、処分場内の可燃物保管ヤードから火災が発生し、22時ごろ鎮火しています。原因は不明ですが、県は株式会社産興に対し、平成12年7月17日にも同様な事故が発生しており、防止対策を講じているにもかかわらず再発したということは極めて遺憾である。再発防止対策の再点検を行い、適切な対策を行うことの注意書を提出しております。  次に、第1期処分場許可区域外の埋め立てについては、5月10日に改善命令に係る改善計画変更及び履行期限延長が認められ、履行期限が平成17年10月28日に延長されています。現況では現地での作業はなされていないとの説明でした。  2として、県が行っている株式会社産興処分場周辺のモニタリングの検査結果報告書が提出されました。今回は平成16年3月から7月までの調査結果です。これによると、水質では第1期の改善工事の影響と思われるSの1地点で、5月に河川基準値の4倍に当たる硼素が検出されていましたが、その他の値は安定している。一方、ボーリング孔の測定で、3月の第2期拡張101測点で硫化水素が100ppm、また孔内温度はBの9地点で最高46度を示し続けており、地下での化学変化は依然として続いているとのことでした。  3項として、旧村川組最終処分について説明を受けました。株式会社産興に隣接する旧村川組の最終処分場の過積み行為に対して、県は改善命令を出し、改善計画書の提出を求めていましたが、改善計画書が7月26日に提出されています。それによると、コンクリートガラ5万2,000立方メートルを平成18年1月に搬出完了予定、また瓦れき類の13万8,000立方メートルを平成18年7月に搬出完了予定としていますが、その搬出先は、コンクリートがらを太宰府市の株式会社西興、西の興すですね、それから瓦れき類を西区の株式会社カワシンに大型ダンプにて搬出の予定であります。なお、現状では積み上げの上部の作業で、提出された改善計画書による瓦れき移動作業の段階であるとの説明でした。  そのほかには、6月の委員会から求めていた株式会社産興の改善作業に対する県の監視活動状況調査では、4月と5月に事業者が作業をしているのにもかかわらず、県の立ち入りが4月に5日、5月に4日なされていませんでした。また、夜間作業の有無は再確認してもらうこととしています。  最後に、筑紫野市が3年ごとに行っている周辺の環境調査の結果資料が提出されました。それによると、河川水位測点R2でマンガンの値が13年の調査で0.02未満であったものが、今回は1.2と変化がありましたが、それ以外は大きな変化はありません。  以上、報告を受けましたが、委員からは、イチゴの高設栽培は多量の農薬が使用される、これらの排水の垂れ流しに心配がある。排水を循環するなどの指導はできなかったのか。イチゴ栽培に農薬が使用されるが、使用後の検査より、使用前の使用品目や使用量に重きを置くことが大切である。協議内容の文書化はされているのか。平等寺の周辺環境調査のデータを経年経過での分析が必要で、折れ線グラフ等による水道原水の状況を対比するように。また、株式会社産興の火災は原因が不明のまま処置されている。自然発火等の説もある。そうでなければ、今後も発生するおそれがある、消防署の見解はどうか。また、県は対策を講じるように通知しているだけでよいのか。最後に、完全解決のための踏み込みが求められている、どうすべきか根本的な対策を講じるなどの意見が集中したところでございます。  委員会としては、第2期処分場が選別による自社物の埋め立てが進行しているとの情報もあり、閉会中に現地視察をすることに決定しましたが、産廃問題はまだまだ先行きが見えない状況であり、引き続き閉会中の継続審査をお願いして報告を終わります。  以上です。 165: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 166: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  本件は、委員長の報告どおり閉会中の継続審査に付したいと思います。これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 167: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付すことに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第27.地域生活交通対策特別委員会審査報告について 168: ◯議長(田中  允君) 日程第27、地域生活交通対策特別委員会審査報告の件を議題といたします。  本件に関し、委員長から御報告願います。20番、地域生活交通対策特別委員長。 169: ◯地域生活交通対策特別委員長(尾野 正義君)〔登壇〕 地域生活交通対策特別委員会の審査、そして経過、その結果を御報告申し上げます。  地域生活交通対策特別委員会の付託案件が継続審査となっていましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。  本委員会は、会期中の9月17日に委員会を開催し、関係部課長の出席を求め、本市内の生活交通対策にかかわるサービス計画の策定について及び乗り合いバス路線の一部区間廃止に係る代替バスである筑紫野バスの利用状況について説明を受けたところでございます。  主な内容といたしましては、生活交通対策にかかわるサービス計画の策定についてですが、内部の検討委員会及び市民参加の策定委員会の審議、検討状況などのこれまでの経過と基本構想、基本計画(案)、さらに今後の実施計画策定の内容及びスケジュールが説明されたところでございます。  新しくスタートを切る生活交通の新たな構築の柱として、1つ、前提条件の整理と現況の把握。2つ、生活交通の問題点と課題の把握。3つ、運行方針の整理と決定。4つ、基本ルートの設定。5つ、運行事業費の試算。6つ、今後の課題の整理と解決での推進などの点を配慮しながら基本方針を策定し、本市の公共交通の現況などの条件整備の上、基本構想、基本計画を作成していくとの説明が行われました。  審査の中では、今回の生活交通の見直しの目的、基本ルートの設定についての質疑に対し、本市の輸送システム(コミュニティバス)導入は、生活交通を担う路線バス、特に福祉バスに主眼を置き、交通空白地区の解消、交通弱者のモビリティー、(福祉交通)確保を目的としていると説明されました。  新たなコミュニティバスの走行ルートと既存民間路線バスとの競合部分についての質疑に対しては、執行部から、既存民間路線ルートについては、できるだけ避けて新しいルートを設定する旨の考え方が示されたところでございます。  さらに、高台住宅団地などへの乗り入れ、大野城市の300メートルごとのバス停設置など、本市での活用についての質疑に対しては、財政措置などの点で実現の話には至りませんでした。基本構想の視点として、本市の特色に配慮した交通体系づくり、カミーリヤバス見直しを含めた体系づくり、将来的な社会情勢に向けた市民意識改革を即す交通体系づくり、財政状況に配慮した交通体系づくり、民間事業者への影響に考慮した交通体系づくり、長期的視点に立った交通体系づくり、有機的な連携による交通体系づくり、常に時代に対応した体系づくりが基本的な考え方であると。  また、今回の基本計画は、上西山ルート、馬市ルート、柚須原ルート、平等寺ルート、公共施設循環ルートからなり、交通不便地区と鉄道駅、そして乗り合いバス路線、公共施設等、主要な施設といった生活利便施設を結ぶことを目標として、基本ルートを設定していると説明されました。  委員からは、太宰府市が行っているバス事業支援特別地方交付税の活用なども参考に入れてはとの提案もあったところでございます。今回は検討委員会及び策定委員会における審議中の内容説明の段階であることで、今後答申を受けた後、実施計画を作成する中で、具体的に検討していくことになるとのことでございました。  以上、審査の概要を御報告いたしましたが、今後とも本市の地域生活交通対策の諸問題を審査するため、閉会中の継続審査をお願い申し上げまして御報告といたします。  終わります。 170: ◯議長(田中  允君) ただいまから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔「なし」の声あり〕 171: ◯議長(田中  允君) 質疑を打ち切ります。  本件は、委員長の報告どおり閉会中の継続審査に付したいと思います。これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 172: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査に付すことに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第28.議員派遣について 173: ◯議長(田中  允君) 日程第28、議員派遣の件を議題といたします。  本件は、地方自治法第100条第12項及び筑紫野市議会会議規則第159条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  議員の教養、文化の向上及び親善を目的として、来る11月12日に開催される福岡県中部九市議会議長会議員研修会及び親善スポーツ大会に出席のため、古賀市に議員全員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 174: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、福岡県中部九市議会議長会議員研修会及び親善スポーツ大会に議員全員を派遣することに決しました。  なお、ただいま議決いたしました議員派遣について、その後諸般の状況により変更が生ずる場合には、その取り扱いについて議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」の声あり〕 175: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、議長に一任することに決しました。       ────────────・────・────────────   日程第29.議会閉会中の継続調査付託について 176: ◯議長(田中  允君) 日程第29、議会閉会中の継続調査付託の件を議題といたします。  各常任委員長から、閉会中の継続調査の申し出があっております。  お諮りいたします。各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
                    〔「異議なし」の声あり〕 177: ◯議長(田中  允君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。       ────────────・────・──────────── 178: ◯議長(田中  允君) これにて本日の議事は終了いたしました。  これをもって平成16年第4回筑紫野市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでございました。                 午後1時39分閉会       ────────────────────────────── ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │                                         │ │                                         │ │  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     │ │                                         │ │                                         │ │    平成16年10月 4日                          │ │                                         │ │                                         │ │                 筑紫野市議会議長    田中  允       │ │                                         │ │                                         │ │                 会議録署名議員(11番) 上村 和男       │ │                                         │ │                                         │ │                 会議録署名議員(15番) 野口  功       │ │                                         │ │                                         │ │                                         │ └─────────────────────────────────────────┘...